DSの献上数が6以上の場合、サルーインの最も嫌な攻撃の1つである心の闇。
「全ダウン、毒+、眠り、悪夢+、恐怖+、特殊呪いの6つのうちランダムで1つが発生する」
「どの追加効果が発生する場合でも状態異常防御力・ステータス変化値・装備による補正は0として判定する」
という効果ですが、個人的にずっと疑問に思っていたことがありました。
それは「確実に6つの内1つの状態異常にはなってしまうのか?」というものです。
以前どこかで「呪いなどの嫌な状態異常を選ばれにくくするために毒などの耐性はあえて付けない」
的な書き込みを見かけました。
恐らく、選択肢が増えれば嫌な状態異常が選ばれる確率も下がるので、
毒のようにあまり困らない状態異常の耐性はあえて付けない方が良い、というような意味だと思います。
しかし本当にそうでしょうか?
もし耐性がある状態異常も選択肢から除外されないなら、嫌な状態異常が選ばれる確率は変わりません。
それどころか耐性がある状態異常が選ばれれば何も発生しないという事もありえます。
そこでちょっとした検証を行いました。
■方法
耐性の数が異なるキャラ5人に心の闇を100回くらわせ、どの状態異常に何回かかるか数える。
なお、全ダウンは正確な確認が難しいのでノーカウント。
耐性の無い状態異常
アルベルト(全ダウン、毒)
詩人 (全ダウン、毒、恐怖)
ジャミル (全ダウン、毒、恐怖、呪い)
ホーク (全ダウン、毒、恐怖、呪い、眠り、悪夢)
バーバラ (全ダウン、毒、恐怖、呪い、眠り、悪夢)
■結果
アルベルト(毒15、エフェクト無し85)
詩人 (毒20、恐怖24、エフェクト無し56)
ジャミル (毒18、恐怖20、呪い11、エフェクト無し51)
ホーク (毒17、恐怖13、呪い15、眠り15、悪夢21、エフェクト無し19)
バーバラ (毒12、恐怖17、呪い16、眠り15、悪夢13、エフェクト無し27)
この結果で注目すべきは毒です。
もし耐性のある状態異常が選択肢から除外されるなら、アルベルトは1/2の確率で毒が選ばれるはずです。
しかし実際は100回中たった15回しか毒になっておらず、他のキャラも大差ありません。
これは「耐性の数に関わらずそれぞれの状態異常が選ばれる確率は一定」という可能性が高そうです。
つまり先述した「呪いなどの嫌な状態異常を選ばれにくくするために毒などの耐性はあえて付けない」
というのは無意味ということになります。
そしてもう一点「状態異常エフェクト無しの場合、防御力が下がる時とそうでない時がある」
という事も調査の過程で分かってきました。
これは剣の雨のダメージを見れば一目瞭然です。
今回は相手は7猿、こちらはロザ重Lv5+竜人障壁Lv5+アマブレです。
こちらは全く相手に攻撃しないため、サルーインはほぼ確実に剣の雨[柱多]を使ってきます。
普段の剣の雨[柱多]のダメージはアルベルトで70前後、全ダウンをくらうと一気に140前後に増加します。
全ダウンには全能力と防御力を-10する効果があり、これはアマブレの効果を解除し上書きされます。
したがって全ダウンをくらった後は被ダメージが目に見えて増加してしまうというわけです。
しかし状態異常エフェクト無しの場合でも、ダメージが普段と全く変わらない事が非常に多く見られました。
つまり「状態異常エフェクト無しの場合でも、全ダウンが発生していない事がある」という事です。
これは「確実に6つの内1つの状態異常にはなってしまうのか?」という最初の疑問に答えてくれました。
答えは「NO。何も発生しない場合もある」です。
逆にホークやバーバラは耐性無しなので、状態異常エフェクト無しの場合は高確率で全ダウンが発生しました。
確実ではないのは、恐らく眠りや特殊呪いの基本発生値が75だからだと思われます。
推測ですが、心の闇の状態異常発生プロセスは恐らくこんな感じでしょう。
1…6つの状態異常からランダムで1つが選ばれる
2…その状態異常に耐性ありなら未発生、耐性無しなら3へ
3…確実に発生するものや条件式を満たした場合は発生、満たさなければ未発生
これが正しければ耐性が多いほど何も発生しない確率が高まるという事になります。
いずれにせよ毒耐性は遠慮せず付けましょうって事は言えそうです。